優しい贈り物 / A gentle gift

清水 操 / Shimizu Misao

1月の石垣島の春はまだ南の海の上にあるようで、水が引いたばかりの濡れた砂浜には貝殻や珊瑚の欠片が散らばっていました。その息をひそめたような美しさを、描きたいと思いました。珊瑚砂のザラザラとした手触りをどう描くか迷う中、学生時代に点描で模写した法隆寺金堂壁画のことを思い出し、一粒ずつ積み重ねていく気の遠くなるような方法を選びました。迷いと決断を重ねてようやくたどり着いた作品です。

*作品名、作家名の表記について、webで表示できない文字には常用漢字を当ています。