水の墓標 / Memorial in water
大石 朋生 / Oishi Tomoo
「水の墓標」は、北海道鷹栖町の晩夏の水辺を取材し、静謐な時間の層を掬い上げようと試みた作品です。揺らぐ反映と沈む気配が交差し、生命の気配と記憶の残滓が水中にひそやかに刻まれているよう描きました。消えゆくものへの眼差しをやわらかく導き、観る者の内に静かな余韻を残せればと思いました。水面に漂う光と影は、季節の終わりを告げる気配として、確かな重みをもって響き、静かな祈りの像を結びます。
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