想―夕凪の刻―  / Thought — at the hour of the evening calm —

斉藤 博康 / Saito Hiroyasu

北海道日本海に面した小さな漁村。30数年前に出会った風景です。
風や波がおさまり、茜色に染まる頃。かつては賑わっていたであろう浜の一角で廃船と灯台が何かを語り合っているような光景に出会いました。気が付くとその空間に溶け込んでいる自分がありました。その時の想いが年々大きく脹み、筆をとりました。穏やかな時間を感じてもらえたらと思います。

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