滝音に称名を聞く / Echoes of the sacred: Shomyo Waterfall
藁谷 実 / Waraya Minoru
令和5年晩秋、富山県の立山へスケッチに出かけ、日本一の落差(350m)の称名滝を描いた。立山連邦の水を集め、豊富な水量で大地を削りながら4段(近年の調査で5段目ができつつある)の滝となっている。称名の意味は、念仏とのことで滝音が念仏に聞こえたという伝説がある。
制作にあたり、取材で4泊した立山町の山荘に1月1日に起きた能登半島地震の影響を電話で確認したところ、建物はかなり揺れたが被害はなく、滝も変わりはないとのことで、宿主もお元気そうだった。
*作品名、作家名の表記について、webで表示できない文字には常用漢字を当ています。