野分のまたの日 / The day after Typhoon

山田 伸 / Yamada Shin

随筆枕草子の中の「野分のまたの日」では「野分のまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ」と始まる。
台風の翌日は非常にしみじみとした趣があり面白いという事であるが、昨今の台風被害の大きさを考えると心が痛むばかりなのだけれど
それでも台風の去った景色を近視眼的に観ると荒れた中に僅かに造形美を感じてしまう。それも自然の姿に対する見方なのであろう。

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