風咲く夜 / Night where wind blooms

永吉 秀司 / Nagayoshi Hideshi

人には他人に計り知れない葛藤や苦悩、憂いなどがありますが、自然界の中の香りに少しだけその心が解き放たれる時があります。
木花咲耶姫は古事記にも登場する民間信仰も厚い神様ですが、絶世の美女と評されながらも様々な試練の中で生きてゆきます。
雪解けの頃、春の大地から湧き上がる風の香りと、木花咲耶姫の伝承から垣間見える人の心を重ね合わせ表現しました。その心の機微を少しでも共感していただければ幸いです.

*作品名、作家名の表記について、webで表示できない文字には常用漢字を当ています。