地域連携教育プログラム活動報告
本年度2回目となる、地域連携教育プログラムで、台東区「学びのキャンパスプランニング」と共同開催の、「国宝鳥獣人物戯画の動きを盗め」という出張授業を実施しました。
6年生の国語で学んでいる「鳥獣人物戯画」の知識と関連付けながら、模写という体験を通して、作品への理解を深めました。
巻物は「実際にはどのようにして読んだのか」、模本を使って解説しながら、描かれている動物の種類による役割の違いなどを発見していきました。
日本画を描く時に使用する画材、岩絵具や墨の作り方、使い方について解説を受けた後、薄美濃紙に模写をする方法を学びました。
実際に、即妙という筆を使って、模写をする中で、筆の使い方、水の含ませ方で様々な種類の線が描けることを学びました。
◇事業概要
事業名:地域連携教育プログラム
台東区学びのキャンパスプランニング
「国宝 鳥獣人物戯画の動きを盗め」模写してみよう
実施日:令和4年11月24日(木) 1・2時限、3・4時限、5・6時限
対象:台東区立蔵前小学校 6年生(107名)
担当:藁谷実(同人)、岸野香氏(同人)、柏谷明美氏(院友)、竹内榮次氏(院友)、大瀬戸文子氏(院友)
講師 左より、岸野同人、柏谷氏、藁谷同人、竹内氏、大瀬戸氏
絵巻物の見方と描かれているもの、時間の表し方など解説しているところ。
岩絵の具の説明 鉱物を砕いた物を何で接着するのか等
模写の実演の様子
模写の実習1
模写の実習2
模写の実習3
模写の実習 4 何度も下の図を確認しながら描き進めます
紙を繋いでいるところに押してある「高山寺」印も朱で書き込んで完成です