再興第110回院展記念  同人たちの出世作といま―無窮をめざして― の開催について

お知らせ
再興第110回院展記念展

公開日:2025.01.20

このたび、日本橋三越本店、大丸心斎橋店、松坂屋美術館は、日本美術院再興110周年を記念して「同人たちの出世作といま―無窮をめざして―」を開催いたします。

現在の日本美術院は、大正2年(1913)岡倉天心の逝去を受け、その遺志をついだ横山大観らにより、天心の一周忌にあたる翌年9月2日、谷中に再建した研究所で開院式を行いました。それまでの流派、徒弟教育に代わり体系的、総合的な近代美術教育や社会制度を導入して日本画の革新を目指した岡倉の薫陶を受けた大観らがその理想を受け継ぎました。要綱では「日本美術院は芸術の自由研究を主とす、故に教師なし先輩あり、教習なし研究あり」と宣言し、官展に対する自由主義を謳い、在野精神を尊びました。

それから110年、日本美術院は今もなお創立の精神を軸に研鑽を重ね、自由研究に基づく旺盛な活動を続けています。本展では大観と日本美術院の歴代理事長を務めた5名の遺作に加え、現同人37名の出世作と新作又は近作を併せて紹介します。それぞれの転機となる同人推挙前の意欲溢れる出世作と新作(近作)を並べて展観することで、現代にふさわしい日本画を模索すべく、日々邁進する日本美術院の「今」を紹介します。

 

1 会期/会場    

東京展    日本橋三越本店/2025年 2 月19日〜3月3日

大阪展    大丸心斎橋店 / 2025年 6 月 11日〜6月17日

名古屋展 松坂屋美術館 / 2025年 7 月  5日〜7月27日

 

2 主催  公益財団法人 日本美術院、日本橋三越本店、株式会社大丸松坂屋百貨店

 

3 協力  茨城県天心記念五浦美術館、さくら市ミュージアム-荒井寛方記念館-、

瀬戸内市立美術館、セレネ美術館、そごう美術館

 

4 出品点数       約90点

 

5 刊行物          展覧会図録・再興第110回院展記念誌製作

 

6 連絡先          公益財団法人 日本美術院 

〒110-0001 東京都台東区谷中4-2-8

TEL:03-3821-4510 FAX:03-3821-9367