我が師  安田靫彦先生

分は安田靫彦先生の一番最後の弟子である。自分の名前を女性と間違えて入門を許して頂いたとのことを後に知った。武骨な自分を見てさぞ驚かれたことであろう。しかし先生は相撲が大好きで力士も何人か出入りしていたので身体ばかり大きく絵は下手で粗相の多い自分にも優しく指導して下さりよく面倒をみていただいた。又大食の自分に何度も奥様の手料理を御馳走して下さった。それがうれしくて研究会の日はいつも最後まで居残っていた様に思う。
 先生は癇性な面もありいつも爪をかんで居られ気の短いところもあったが弟子達にあたる様なことはなかった。弟子達の1人ひとりの細かいところまでよく見ていて、
自分の仕事を大切にするようにといつもおっしゃり、指導されていた。繊細な面もあったが自分は大変男っぽい先生であったと思っている。

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