最も印象に残る一枚の絵

宝 普賢菩薩像(東京国立博物館蔵)
 平安時代、絹本着色
 東京芸術大学の学生時代、博物館で最初に見た時の驚きは、今も鮮明に残っている。菩薩のお顔、姿態及び白象のなんと優しく美しいことか、又宝冠、冠帯、垂髪、瓔珞、裳、天衣、蓬華座等の色彩、文様、切金のなんと洗練された技法である事か。其の後、何回か拝見しているが、あの時の印象は薄れるどころか見る度濃密になる。まさに神品、国宝の中でも第一級の名品であると思っている。