日本美術院 地域連携教育プログラム

ロシア連邦大使館付属スクール 課外授業 (対話型鑑賞会

 ロシア連邦大使館付属スクールにおいて行われました「日本画材料で描く体験」によって職員親子の間に日本画についての関心が高まりました。それを機に、院展ツアーを開催いたしました。
 9月9日の院展ツアーには、ロシア連邦大使館付属スクールで教えている3人の先生方と生徒たち合わせて約30名が参加いたしました。
 日本美術院同人の清水由朗、招待の山本浩之、院友の永吉秀司の3先生がヴィジュアル・シンキング・ストラテジー(VTS) メソッドを取り入れた鑑賞方法を行いました。その内容はアート作品を通じて鑑賞者・学習者の「観察力」「批判的思考力」「コミュニケーション力」を育成する教育カリキュラムで、VTSでは美術史の知識だけに偏らず鑑賞者同士のコミュニケーションを通して美術作品を読み解いていくことを目指します。
 ファシリテーターは、まず絵の中に「何が描かれているか」を聞き、参加者は挙手で思いつくままに発言。そして「どこからそう思うのか」、具体的に描かれている内容の解釈をしてもらう。他の参加者の発言も聞きながら、更に描かれている内容の解釈を広げ、参加者全員で鑑賞を深めていきました。一通り発言が終わった段階で、ファシリテーターは、作者にバトンタッチし、そこで作者は作品に対する思いなどを語って終了しました。
 この一連の対話により、参加者にはより深い鑑賞を楽しんでいただくことができました。参加者からは、活発な発言があり、楽しく白熱した鑑賞会となりました。
 今回対象とした作品は時間の都合(約45分)で下記の作品といたしました。
1.「咲う」日本美術院賞(大観賞) 招待 山本浩之 
2.「瀕死の白鳥」理事 同人 西田俊英
3.「新緑の沼」業務執行理事 同人 手塚雄二
 また、ツアー終了後は各人がグループとなって院展入選作品をご覧になりました。

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