伊藤 髟耳 《秋の気配の動き》 今回も庭の草花を描いてみました。特別美しい花が咲いているわけでもなく、成長と朽ち果てる動きを見る事が出来ました。何枚もの写生を描き、本紙に面相筆で線を描き、手の力加減を感じながら自然物・生命体のらせんとゆらぎをどのくらい見つけられるでしょう。フレームは雑で慣れていない仕事、ノミ、ノコギリ、切り出し刀を使っても同じものを感じます。絵がフレームの外にまで広がり、心地良い動きがあったならば・・・私には無理だと思ってもあきらめずに続けていこうと思っています。